芸術を探求【1】まずは現代アートから学んでみる

アート

【アートチャレンジ1話】

 

現在では アート という言葉が様々なものに関係していて何でも アート に結び付けられる時代になっています。

 

しかしその幅広すぎる意味を持つことにより、

 

実際に アート を作るとは何なのかを定義付けすることがどんどん難しくなっています。

 

 

私の中での アート の存在は、

目にした時に魅了される要素や作者の思いが込められたものという印象です。

 

ですが世界には見てもよくわからないと感じてしまう作品なども多くあり、

 

さらにそういった作品の方が有名なものが多いのではないかと思っています。

 

もちろん良い悪いは人それぞれの好み等も関わって来ますが、

 

そこには何か今の自分にはまだ無い何かがあると感じています。

 

 

 

この記事では アート 探求シリーズとして私がものづくりをしている原点と、

 

この先の目標について勉強しながらお話ししていきたいと思っています。

 

 

自分自身を120%感動させる芸術とはどんなものなのか、

追求していくアートチャレンジシリーズになります。

 

 

 

 

 

特殊メイク・特殊造形の業界も、ものづくりの仕事ということで、

 

俗に言われる アート と関連付けられることがよくあり、

 

私もものによっては アート のようだと感じる時があります。

 

そしてそういう目的でなくても私はものづくりをしている以上 アート という言葉を意識しない日はありません。

 

 

ですが何気なく、

「これはアートっぽい」や「アート感がある」などと言うことはありますが、

よくよく考えてみると世間では何でもアートにしてしまってるのではと感じる時もあります。

 

むしろ現代の物事はアートとは切り離せないものなのかもしれませんが。

 

 

アート とはどういうことなんだと言うことを深掘りして考えていった時にはますますよくわからないことになってしまいます。

 

 

長く続く幻想は何かしらのメッセージなのか

幻想

 

現在は特殊造形制作会社という本職がありますが、

それとは別に自分自身の目標として、

私自身が100%以上感動出来る「求めている形」を作り出すという目的があります。

 

これはむしろ生きる上で第一優先にしたいほど意識してしまう部分です。

 

もし今の環境が無くなってしまえばそれは単なる幻想かもしれませんが、

この環境が続く限り頭からは離れられない目標です。

 

そもそも目標というのは過去や現在の環境による幻想でもあるという考えもあります。

 

私のこの幻想は考えてみると少なからず幼い頃から続いているものになっています。

 

当時は弱い幻想であったとしても30年ほど続いていることの意味がある気がしています。

 

それを解決させるために色々な視点を勉強しながらとことん探求してみようと決めています。

 

 

 

 

現在まではその「求めている形」を探すためにとにかく技術的な方向から極端に攻めた状態です。

 

求める形とは何なのかを今まで探ってきた結果、

 

いくらクオリティが良いものが作れるようになったとしても、

 

技術重視なのと具象的なだけでは思い描いている目標には、

 

到達出来なそうだなと感じています。

 

 

技術的なことを突き進めていくとそれは、

 

美しさはあるが完成された形になり、イメージが固まってしまう。

 

意図するものが定まり過ぎてこれ以上広がりの無いものに感じてしまったことがありました。

 

そして何より抽象的ではありますが「深さ」を出しきれないということも。

 

それは単に方向性の問題かもしれませんが。

 

 

 

これは実際に作って気付いた部分もありますが、

 

世に出ている良いと思う作品群を見た時にも気付かされた経験から来ています。

 

 

やはりアートを本業でやっている方の作品には目に見えない感じる重圧のようなものがありますよね。

 

それを見た時、

もしかすると求めているものは技術に頼り過ぎて大事な部分を逃してしまっているのかもしれないという結論に至りました。

 

 

 

 

 

アートの中の現代アートという分野

デュシャン

 

私は美術系大学やその関係の所で アート について学んだことがない人間です。

 

普通科高校を卒業し、専門学校で集中的に特殊造形の技術を学んできました。

 

美術や芸術についての歴史などについてはあまり詳しくありません。

 

ということでまずは、

アート のプロである日本が誇る現代アーティスト 村上隆氏の著書を読んで少しづつ勉強を始めることにしました。

 

村上さんとは仕事の関係でよく現代アート制作に携わらせて頂いており、

 

その度に アート を作る真髄のようなものを垣間見ております。

 

 

実際に村上さんの本を初めて読んだのは数年ほど前になるのですが、

 

知識を付けてまた改めて読むと新しい発見があり、本来あった アート の価値観などが急変したのを覚えています。

 

 

現代アートに必要不可欠なコンテクスト(文脈)という要素

アート

 

読み始めた当時に一番の衝撃を受けたことは現代アートという一つの分野があり、

 

一般的に思う アート とは違って、

鑑賞するための知識が必要でありビジネスと政治に結びついていると言うことです。

 

 

これは現代アート界では当たり前だと思いますが、

 

一般的には知らない人の方が多いのではないでしょうか?

 

私の周りでもそれを知っている人はほぼいない状態でした。

 

 

現代アートには作る上でのルールがありその中で特に重要な要素の一つが「コンテクスト(文脈)」であると知りました。

 

私は当初、アートはまずは見た目の良さや、

テクニックありきの世界ではないのかと思っていたのでなかなかすぐには受け付けられませんでした。

 

 

全てではないと思いますが技術重視の作品はアート界では「工芸品」という扱いになっているということにも衝撃を受けました。

 

 

 

私が感じていた「深さ」「重圧」の根底にあるものはまさにここにあるのではないかと考えました。

 

そしてその後色々なことを経験していく上で アート 以外のことでも、

 

その文脈を踏まえるということへの重要性がとても大切なことに気付いていきます。

 

 

今回のアートについての勉強まとめ

勉強

 

広い範囲で考えてみれば、人間は時代が進むにつれ誰かしらが進化を促していく生き物ですよね。

 

その進化をしていく基盤には必ず先人達の培われた軌跡が必要になります。

 

あまり意識せずに生きているとその軌跡は当たり前のものだと思い何となく共有しながら過ごしてしまいます。

 

そのことは先人達が必ずしも後世のために残すつもりではなかったものだとしても、

 

私はそれをしっかりと意識的に受け取り、発展させて、

 

また後世に繋げていくという流れを作ることの必然性を再確認することが出来ました。

 

 

 

無知識でいると アート の世界は一緒くたにされてしまうことが多いですが、

 

その中でも「現代アート」という分野は特に別格であり、

 

人類の歴史や進歩、時代を彩る表現方法であると感じました。

 

 

そのため作品には目に見えない「重さ」「深さ」が加わり、

 

よりいっそう影響力や見応えのある作品に昇華していく。

 

 

 

 

かといってこれだけの勉強だけでは予備知識程度にしかならないので、

 

実際に現代アートを鑑賞してもまだ謎が深まるばかりなのです。笑

 

 

今回は最初に気付いたことを書いてきましたが、

 

やはり実際にはまだまだ別の視点で制作されている作品もあると思っています。

 

そしてこのルールが少しづつさらに新しくなっていっている気もしています。

 

そうなるとますます解明が難しくなってきますね・・・、

 

まずは基盤をなぞるところから進めていきたいと思っています。

 

大仏

 

もしお詳しい方いましたらアドバイス頂けると嬉しいです!

 

興味のある方、アートについて是非共有していきましょう〜。

 

次回に続きます。

 

 

芸術 アート

芸術を探求【2】アートは視覚より考察が必要?

2019年2月22日

 

 

それでは、良い 造形 ライフを! ーGoushiー

 

アート

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