ポリへドロンマン 七つの大罪シリーズ!

ポリへドロンマン

 

ポリへドロンマン、前回の憤怒に続き他6体が完成しました。

彫刻

憤怒のポリへドロンマン

2023年6月3日

 

 

今作の7体は「七つの大罪」をモチーフに表情を作っています。

 

七つの大罪は、キリスト教において人間を罪に導く可能性がある欲や感情を捉えたものです。

 

私は仏教派ではありますが、七つの大罪は仏教と通じるところがあると思っています。

 

どの宗教も考え方は様々ですが、「せめてこれだけは注意しようね!」という理念は言葉は違えど共通していると思います。

 

七つの大罪以外に「考え方は違ってもそれぞれで共通しているもの」はあると思いますが、

これは人が集団で生きていくための大事な思いやりのコミュニケーションの原則ですよね。

 

私はそんな全く違う文化なのに違ったルートで行き着く共通の部分というものに魅力を感じます。

 

特殊メイクの世界でもいろんなクリーチャーが生み出されていますが、

作り出す手順や考え方にも共通項があり、

ポリへドロンマンの誕生にはその中での共通する形というのが元になっていたりします。

 

ポリヘドロンマン

【ポリへドロンマン】粘土彫刻を手助けするアイテム

2020年2月26日

 

 

世界中で生み出されたクリーチャーはデザイン構成の元を辿れば実際にいる生き物(共通項)がベースになっています。

 

「ポリへドロンマン 七つの大罪」は7種類の激しい表情シリーズになっているので、

これもまた歴代クリーチャーたちの元を辿れる形だと思います。

 

それでは、それぞれに短いエピソードも付けてみましたのでビジュアルと共にお楽しみ下さい。

悪魔

POLYHEDRON MAN 七つの大罪 紹介

 

命名

「Prafer プラファー」 傲慢

「Grimon グリモン」 強欲  

「Envai エンヴァイ」 嫉妬

「Irath イラス」 憤怒

「Lusmoda ラスモダ」  色欲

「Glutton グラットン」 暴食

「Sloth スロス」 怠惰

 

 

傲慢

「Prafer プラファー」
ある男は過去の時代からの見えない習慣で生きている。
それは時代とともに変えていかなければならなかったもの。
ただ、その時代の流れもまた見えないものであり、
大抵の場合その悪魔に気付くことは難しい。
当人にとってそれは当たり前のことでしかないのだ。

Pride

 

悪魔

 

強欲

「Grimon グリモン」
ある男には「足るを知る」ということがない。
乾きによる不快さは心を惑わせ、我欲の悪魔を定着させる。
その利己心は集団に亀裂を生み、荒くれのヒエラルキーを構築する。
持続的な快適を目指すなら自らも集団の一部であると悟らねばならない。

Greed

 

devil

 

嫉妬

「Envai エンヴァイ」
ある男は他者の盛運を睨み続ける。
みんな同じ土俵に立っているものと錯覚を起こしている。
無知蒙昧は強い劣等感を生み、時に誤った幻想に固執してしまう。
それが故、他にある選択肢の価値を見誤る。
自然の理を悟ることは利己的な悪魔を遠ざける唯一の対策である。

Envy

 

悪魔

 

憤怒

「Irath イラス」
ある男は利己的な思考が元で物事を許容する力を失っている。
一人だけの常識は自然の理とは折り合わず、修羅の道へと突き進む。
持続的な調和を求めるなら自らも自然の一部であることを悟らねばならない。
利己心は悪魔と常に隣り合わせである。

Wrath

 

evil

 

色欲

「Lusmoda ラスモダ」
ある男は高揚することを手掛かりに生きている。
利己心を満たそうと波紋が生まれ、周囲の情は少しづつ混乱を始めていく。
激しい高揚感による思考の緩みは誘惑の悪魔を常に居座らせる。
飽くなき私欲の奴隷。
利己心からの欲望は束の間のものでしかないにもかかわらず。

Lust

 

誘惑

 

暴食

「Glutton グラットン」
ある男は無防備に無自覚にすべてを欲する。
たとえ自身がどれだけ蝕まれようとも止まることはない。
情の不調和は悪魔を近づけさせ自我を暴走させる。
自制に目覚めるには自らの頃合いを待つしかないのかもしれない。
決して餓鬼の道に踏み入れてはならない。

Gluttony

 

悪魔

 

怠惰

「Sloth スロス」
ある男は無関係を装って全てを後回しにし、そっぽを向いている。
人は常に怠惰心との戦いであり、見過ごしは気付かない依存を生む。
無関心が生む周囲へのしわ寄せは大なり小なりあらゆる怠惰から始まっていく。
ほんの小さな始まりの悪魔である。

Sloth

 

 

悪魔落とし

 

七つの大罪は誰にでも少なからず抱いてしまう欲と感情ですよね。

 

私にとってはエンヴァイが強敵です。

 

勿論周囲には迷惑かけませんが自爆しかけることもありますね笑

 

 

この中でも特に「怠惰」であるスロスは一般的に一番遠ざけるのが難しいと思っています。

 

それは本人すらも気付かないまま自然と怠惰に陥っていることがあるからです。

 

客観的な視点でもう一人の自分で自分を見ているような感覚が自分と周囲を守る対策ですよね。

 

祈り

 

このシリーズもまた販売を予定しています。

 

またXかインスタで報告させて頂きます!

 

ちなみに七つの大罪をテーマにした映画「セブン」、おすすめです!

 

キリスト

 

それでは、皆さん悪魔にはくれぐれもお気を付けを! ーGoushiー

 

ポリへドロンマン

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