ポリへドロンマンに第2段として、ゾンビ verが誕生しました!

特殊メイク業界にいる私にとってゾンビというものはとても身近な存在で愛でる対象の一つです。
特殊メイクで生み出されたモンスターの中でもゾンビは特に今でも
次々に新しい作品が生み出されています。
ゾンビはフォルムをいろんなバリエーションで表現出来る他、
ゾンビという存在自体が社会的なメタファーとして成立もするのでなかなか奥が深いキャラクターです。
私的にはいろんなゾンビを見ることでいろんなゾンビフォルム(形状)を見ることが楽しいです。
今回作ったポリへドロンマン ゾンビは、私にとって好きなゾンビフォルムを集合させてみました。
詰め込みきれなかったフォルムたちはまたゾンビ第2段以降で発表出来たらと思っています。
それでは、全体のフォルム紹介にお進み下さいませ!!!
ポリへドロンマン ZOMBIE








販売はトップページにある「ショップ」からご購入することが出来ます。(6月1日から)
(受注生産ではありますが、今からでもご予約は可能です。)
ポリへドロンマン ゾンビ !!! 宜しくお願いします!

ポリへドロンマン ゾンビは、
ゾンビたらしめるフォルム、ディティール、陰影のコントラストなど、拘ってデザインしています。
通常のポリへドロンマンには無かったディティールが多くあったので、
どういう表現でポリへドロン化するのかが特に試行錯誤しました。
一般的には気持ち悪がられるゾンビも、ポリへドロン化することでインテリアアートとしてもなかなか良いのではと思っています。
インテリアアートにする際には照明がなるべく強く当たる位置においてもらうと格好良い陰影コントラストが楽しめます。
私的にポリへドロンシリーズの醍醐味はこの陰影コントラストを味わうことにあると思っています。
もしご購入した際には是非ライティングも併せて検討してみてください。

ゾンビフォルム
ゾンビフォルムにはいくつかの種類があり、それぞれの段階で個性や見栄えも変化していきます。
ゾンビを作るときはまずどの段階のフォルムなのかを考えていくと辻褄を合わせやすくなります。
フォルムステージ1 感染したて
肌や目の色の変化 + 血管
フォルムはまだヒトのままで、目の充血感や皮膚の血管、色味で感染フレッシュなゾンビを演出する段階。
大きく形に変化は無いので、目の色を変えることは必須ですね。
造形的にはまだこの段階は変化無しです。
(ペインティングで多少の骨感の主張も有効)
フォルムステージ2 まだヒト感が残る怖さ
目元の骨格誇張 + ダメージ小
感染が進み、腐敗による皮膚のダメージなどが出現。
ここから少しづつ肉感が減少し骨格が見え始める。
肌の色味も健康的な色が無くなりグレーイッシュに変化。
身体能力的に、走れるゾンビはこのステージあたりくらいまでですかね・・・
造形的には目立ちすぎない程度の眉骨&頬骨の誇張です。
ダメージも場所と形次第ではどんな個性なのかがわかりやすくなります。
フォルムステージ3 クリーチャー感のゾンビに変貌
頭蓋骨感の誇張 + 肉感減少 + ダメージ中
ステージ3になると筋肉や脂肪が減り、化物のような姿に。
ゾンビの様相には口元の皮膚が剥がれて歯が剥き出しになっているものをよく見ます。
これは人間を何度も食べることによって口元の皮膚が剥がれ落ちた結果なのではと思っています。(おおよそ)
歯が剥き出しになっている方がゾンビらしさがあって格好良いですよね〜。
ちなみにポリへドロンマン ゾンビのデザインはこのステージ3を意識して作りました。
造形的にはゾンビの種類の中でも格好良い顔を保ちつつリアルクリーチャー感が表現出来る美味しい段階。
フォルムステージ4
頭蓋骨の誇張 + ダメージ大 + シワ感などのディティール + 虚げ

参照:Zombies Daily Instagram
ステージ4になると骨感に加え、しわ等のディティールがたくさん入っています。
感染前に年をとっている可能性はありますがゾンビ症状が進むにつれ筋肉や脂肪が無くなり、
余った皮が下がったり、落ち込んだりしてシワのディティールが出現します。
そしてこのあたりになると元気なゾンビというよりは、
目が虚ろでさらに自我のないゆったりしたゾンビの雰囲気があります。
このくらいであればなんとか対抗出来るかもしれませんね〜。
造形的には一番手が加えられて楽しそうですよね、
Special Effects彫刻をやる人にとって、シワなどの皮膚感表現は至福のひとときなのです。
(もちろん上手く作れればの話です)
日本でもここまでやって良い仕事が来ることを熱望しております。
フォルムステージ5
ズがいこつ!!!
肉がほぼ削げ落ち、ガイコツに近いフォルム。 人の形としては最終段階ですよね。
まだ歩いてくるのが不思議です。
造形的には頭蓋骨に張り付いた皮膚感を表現出来ると格好良いものが出来ますね。
仕事ではなかなかそのような作業の出番は無いのでたまに自主制作で気晴らします。
ぐちゃぐちゃとした肉感はほんとにぐちゃぐちゃなので、
ちゃんと造形してももちろんOKですが、溶かした粘土を良い感じにくっ付けていくのも有効的です。

以上の5つのステージに分けてみました。
他にも区別不可のゾンビもいますが笑、やはりゾンビはいろんなバリエーションがデザイン出来て魅力的なキャラクターですよね!
ゾンビはホリが深い人種が似合って格好良いですが、日本にも良いゾンビが出てくる映画がありますよね。
映画「 アイ アム ア ヒーロー」。
ゾンビではなくゾキュンと呼ばれていますが、こちらの作品もなかなかの見応えです。
最近観たゾンビでは、「デッドドントダイ」。
イギーポップがゾンビになっていたので格好良いゾンビが観れました笑
ただ、ゾンビがコーヒーを飲んでいましたね〜。
やはりゾンビの造形を楽しむなら「ウォーキングデッド」は欠かせないですね!
かなりのシリーズなので長いことゾンビフォルムに浸れますよ。
では、今回はこのあたりで、、、
ポリへドロンマン ゾンビ を宜しくお願いします!
(6月1日より、ショップから購入可能です。)
ゾンビの発祥はブードゥー教???
自由廊の引越しパーティーに紛れ込んだゾンビがいた!

それではみなさま、良い造形ライフを! ーGoushiー
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